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2023年10月26日

送別会 / No.21 西アフリカ旅行記


2001年 12月2日(日) 17:25 

 

水曜日から、先に退社した同期Tのマンションに居候してる。
Tは外資系証券会社に転職したバリバリのリーマン。
車庫代を入れると15万円もするようなとこ住んでる金持ちな30歳だ。
でも、結婚には興味はないみたい。

15万もするだけあって、キッチン以外に部屋が2つある。
リビング兼寝室と倉庫部屋だ。
倉庫部屋には、エアコンが付いてない。
寒いの嫌だけど、Tの隣に眠るのもどうかと思ったから、倉庫部屋に寝てる。
やはり、寒い。
布団なんか無いから、寮から拝借してきた毛布と寝袋で耐えてる。
我慢は俺の自慢できる特技のひとつだ。


Tは今日も会社に行った。
暇じゃ。

出社最終日の金曜日、遅刻した。

もちろん前日にも送別会があった。
飲みすぎた上に、久しぶりにカラオケに行ってしもた。
帰ったのは5時くらいだったみたい。
それで、おやすみ。

目覚めたのはTの家の電話が鳴ったからだ。
寝ぼけてた俺は電話にでた。
「会社の人がお前を捜してるで」
Tからの優しい電話で目が覚めた。
12時前だった。
急いで会社に電話した。
「どこにいるんですか?携帯に電話しても出ないしー」
Yがあきれた声を出してる。
そういや、携帯も無くなってる。
というより、ズボンのポケットには何も入っていない。
銀行印とかもあったのに。
???
まあ仕方ない。無くなったものは無いのだ。
しかし、午前中は引継の客先訪問も予定していたのに、
後任のMには悪いことをした。
でも、もう辞めるんだし。
笑顔で出社した。

Tが電話してくれなかったら、どうなってたんでしょう?

 

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