世界の小路 西アフリカ旅行情報ガイドのトップへ

セネガル・ギニア・ニジェール・コートジボワール・ガーナなど西アフリカ諸国を旅行する方へ。入国案内や日本からの行き方や写真・旅行記から綴る海外旅行情報サイトです。


2023年10月26日

誕生日 / No.07 青年海外協力隊日記


2002年 2月15日(金) 23:45 

 

昨日はバレンタインデーで俺の誕生日。
少し感動したことがあった。

ここの消灯時間は夜の11時で、その後はトイレ以外は居室を出るのも禁止だ。
異性の居室に入いると即退寮(クビという意味)となり
翌朝には姿が無くなってしまうという。
荷物は後から宅配便で送られるという便利なシステムがある。
恋をするのも大変なのよ。

13日の夜、午前零時の14日になった瞬間に、俺の部屋のドアがノックされた。
「女の子か?」
と思った直後にドアが開いて(カギは掛けていない)
数人の男がなだれ込んで来た。
何が何やらよく分からんうちに
スプライトやメッツの缶からジュースが散らばり
一体何が...
「誕生日おめでとうー!!」
おどろいた。

タバコ部屋に来いとのことで行ってみると、
消灯時間を過ぎてるのに15人位の友達が集まって来てくれていて、
みんなで「ハッピーバースデー」を歌ってくれた。
見つかったら始末書を書かなければいけないというのに、
眠たい時間だというのに、
集まってくれた友達に感激したよ。
めずらしく、うれしかった。

次の日は「朝のつどい」の時間に案の定、誕生日の発表があり、
みんなの前でラジオ体操を踊るハメになった。
これは勘弁して欲しいわ。

その日はすれ違う人達に「おめでとう!キュウチャン!」
と声を掛けられ、
「君はだーれ?」
とも聞けずに
「ありがとー!」の連続。
ちなみに俺は食事当番の時の印象が強かったのか
給食係の「給ちゃん」と呼ばれている。

その後、朝の語学クラスでも手作りのケーキが用意されていたり、
夕方には良く仏語を教えてあげるクラスからもケーキ付きの誕生会をしてくれたり、
夜にもケーキを食べる機会があり、
また、友達7人からのプレゼントとして、
ラジコンカー(BMW)を貰ったりと、
恥ずかしかったり、感激したりと大変だった。

たくさんの人に祝ってもらえるとやはり嬉しいものだね。

ちなみに、今日は生活班の友達からケーキと被り物のお祝いを頂いた。

正直
甘いものは苦手ではある。

 

次の日記を読む

 


ページトップへ ▲