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2023年10月26日

マリの世界遺産へ行きたーい / No.09 西アフリカ旅行記


2001年 7月13日(金) 19:00 

 

あっという間に1週間が経つなあ。
ホームページの更新というやつは、どうも面倒臭い。
メールの返信でさえも、気が乗った時しかしないからページの更新ともなると一仕事や。
よくみんなこつこつ更新してるもんや。感心するわ。
毎日更新してるエロサイトの見すぎで誤解してるのかもな。
エロサイトにすれば、俺も毎日更新するのか。
問題がずれてる。


月曜にMALIのBAMAKOに入った。
キョーレツに暑かった。
空港に着くなり40度の暑さだ。
雨季だから、まだましだが、4・5月は地獄や。死んじゃう。

西アフリカのほとんどの空港は、空港ビルから伸びてくるジャバラ型の通路を備えておらず、タラップ降りたら歩かなあかん。
また、これが遠いとこに飛行機止めたりしよるときがある。
荷物は重いわ、滑走路は暑いわ、でたまらん。

いつもなら、空港のタラップ降りれば、AGENTのオヤジMが近くに居るはずなのにいない。
オヤジの胸で輝く金バッジの光が見つからん。
「オヤジ頼むでー」
Mの仕事っぷりは、言葉ばっかりで、大した事ない。
が、議員さんなので、外面は良い。顔が効く。気は利かん。
一緒にいれば、どこでも(特に公共の場)物事はすんなり行く。
みなMに媚びへつらうからだ。
で、そのMがいないと、みんな冷たく、VISAも無い俺は、余計な説明の労力が掛かる。
で、イミグレ出ても、みんなに声を掛けられるスター状態。
一通り、タクシーマンとガイドと土産売りと靴磨きと怪しげな奴らの相手をしてから、Mに電話した。

待ってる間に、ガイドと観光地の話をだべった。

MALIは日本の人にも比較的に有名な国やと思う。
昔は黄金の都であったらしい「トゥンブクトゥ」という街があるからだ。
もちろん、これは世界遺産に認定されている。
首都のBAMAKOから車で3日、飛行機は週に2便程しかないから、出張の途中で行くのは簡単ではない。
今回の出張では無理だが、いつかは行ってみたい。
「エルドラド」
なんだか神秘的。
建物も寺(?)も全て黄金なのよ。素敵じゃない?
今は泥壁の街らしい。
曰く、黄金の都は湖底に沈んだとか。
外装の黄金は全てフラ人に剥がされて奪われたとか。

某競合他社のABIDJAN駐在員Hと、この話をすると、
「うちは、トゥンブクトゥの近くで商品の試験をするから、そのうち経費で行ってやる」
とか言ってたなあ。
ずるい。
羨ましい。
なら、こっちも何でもええから試験してやるっ!とは思えど、
意味の無い試験の手続作業を思うと、流石にアホらしい。
そんなことせんでも、
「客に会いに行ったら、彼は田舎に帰ってました」
「彼の田舎はトゥングクトゥでした」
「どうしても、会って話をする必要がありました」
てな説明で経費の方は上手く解決できるが、出張日程の方が長くなり過ぎる。
それでも、いつかは行ってやる。


仕事は精力的にやってしまった。
「このくそ暑いのに、なんでこんなに頑張ってんねやろ?」
と自問しながらも、
「自分にマゾなのか?オヤジにサドなのか?」
なーんて考えたりした。

翌火曜日の夜、DAKAR/SENEGALに移動した。
この国は、海岸沿いで涼しいし(比較論で)、AGENTのSもいい奴で暮らし易い。
否、過ごし易い。

昼の時間を使って、プールで体焼いちゃったっ。

次の日背中がかゆーい。
何?
焼きすぎた上に、水が悪かったのか、皮がめくれてきて、その下から白い肌が出現。
せっかく焼いたのに、これでは意味なし。体を痛めただけ。
実際、プールで焼くときは、もの凄く苦痛なのだ。
暑さに耐えること。これ辛抱。
気を紛らすため、本を持ってプールサイドで休むのだが、読めたものではない。
10分に一度は、汗だくのまま、きちゃないプールにとびこまなあかん。
ビーチリゾート気分とは根本的に違う。
修行僧の気分。

その暑いアフリカも暫く休憩。
今朝到着の便で、PARISに帰ってきた。
こっちは寒い。13度だって。
着るもんが無い。

 

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