世界の小路 西アフリカ旅行情報ガイドのトップへ

セネガル・ギニア・ニジェール・コートジボワール・ガーナなど西アフリカ諸国を旅行する方へ。入国案内や日本からの行き方や写真・旅行記から綴る海外旅行情報サイトです。


2023年10月26日

モーリタニアでの交渉後、コートジボワールへ / No.04 西アフリカ旅行記


2001年 6月19日(火) 21:30 

 

さっきABIDJANに着いた。
COTE D'IVORE(IVORY COAST)の首都ではないが一番大きい街。
一年前にCOUT D'ETAT(クーデタ)のあった国や。

土曜日にNUAKCHOTTに行ってから疲れた。

着いたのは、20:00頃。
空港出たとこで、変な兄ちゃんに声かけられて、
「ムッシューBの使いだ」
とか言われて、ホンマかいなって思いながら車に乗って、
さびれたホテルにCHK INして、部屋に入ったら、
すぐに電話鳴って、
「今、下にいる」
ゆうから書類持ってそいつの家にいった。

あーあ。今日はゆっくりしたかったのになーって。

じっくり、部屋で寝そべったりしながら2時間くらい商談。
その後はお決まりのMAURITANIA料理。
「もっと食べなあかん」
ていいよるから、いつも腹いっぱいになる。
そんで開放された。01:00頃。おお!ストレスが!少しUP。

次の日の日曜は10時頃に電話が掛かってきて、使いの者が
「下にいる」
って。はいはい。
何も持っていかんかったら、家に着いてから、書類持ってこいってゆわれて、はいはい。
Uターン。あっついのによーもう。

そんで、5時頃まで、ダラダラしながらも、商談。

「どうして、お前の値段(車の交換部品)は高いんだー?」
うるせー!利益乗っけてるからに決まってるやろー。

「ムッシュー○○は全然連絡くれない。商売敵の誰々はすぐに連絡くれる」
これを言われると辛い。実際、3ヶ月くらい電話もしてない。
商売敵は近くに駐在員を置いてるから、良く来るらしい。
「ごめんごめん。忙しいんや。今度から連絡するようにするよ」
「前の担当者は、良く連絡くれたのになー」

「俺の車(メルセデス)は、古くなってしまったから新しいのが欲しい」
でたよ。おねだり。
「っていうより、お前何台メルセデス持っとんねん?」
「3台」
「充分やん」
「古くなってしまった」
絶対に誰かにプレゼントするつもりやで。

「ここ数年の仕事で疲れた。ヨーロッパに行きたい」
また、おねだり。こいつ結構たまっとんなー。
「でも、俺が相手できるのは2日くらいが限界やで」
「さみしいことをゆう。他の日は、何かしとくよ」
「何すんねん?」
「仕事を探すよ。何かあるやろ」
あらへんわい。それに充分今の仕事でええやん。
「...多分無理やで」
ストレスまたUP。

とまあメインの話は車じゃないねんけど、いろいろ大変なんや。
その後、いったんホテルに帰って、
また、20時頃からそいつの家族と夕食とった。
羊の丸焼きの腹の中にクスクスが入ってるっていう歓迎料理や。
前も食べたわい。
それに、昼飯も食べてるから腹いっぱいやった。その上食べた。
つらいのう。

ホテルはしょぼい上に、蚊がいっぱい飛んでる最悪のとこや。
蚊取り線香たいても、なかなか死なへん。やっぱり金鳥でないとあかん。
刺されまくった。
マラリアになるかのう。潜伏期間は1週間くらいやから楽しみにしとこ。
マラリアになったら、出張は中止で、すぐにパリに行って入院しよ。
それはそれで、ええかもなー。

月曜日の朝5:30に起きて7:30の飛行機に乗るために空港に行った。
やっとDAKARに戻れるわい。
でも、キャンセル、明日飛ぶ。
月曜の15:00のDAKAR発のチケットがあるのに。ストレスUP。
なんとか他の便で行けるかーって試みたけど、飛ぶ飛行機が無い。
ほな、陸路でー。
「10時間掛かるで」
とか言われて、やーめた。
今日もこの街。だーいすき。
一日、電話とPCで仕事してた。

それで、今朝また、5:30に起きて9:00頃にDAKARに着いた。
そのまま、DAKARのAGENTのOFFICEに行ってスケジュール調整した。
そしたら、13:10にABIDJAN行きの飛行機があるっていうから、
あわててチケット買って、打ち合わせだけして、飛行場に向かった。

ABIDJANに着いてからも、空港の税関で一悶着あった。
うちのABIDJAN支店用に持ってきたPCが引っかかったんや。
個人用のPCと合わせて2台もあったから、言い訳きかへんかった。
「個人用や」
「なんで2台もあるんや?」
「んー...内容をコピーするためや」
カセットデッキか?
「うそつけ。これは売るためのやつやろ」
「ちがう。修理したやつや。使った形跡あるで」
実際、そう聞いてた。せやのに、包装を解いてみると、
「ほー。えらいきれいやん。新品やん」
ほげ。まずい。
「ちがう。裏見てみい、ネジが崩れかかっとる。それにバーコードがあるやろ(意味不明)」
「あかん。関税払え。あっちの部屋いけ」
あーあ。まあ、そんな高くないやろ。
て思て、その部屋で、紙もろて、支払のとこ行って関税率表をチラリと見たら
70%って書いてあった。
15万円の70%でも、10万円超えるで!!やばっ。
これは、とことんゴネるしかない。
ゴネゴネゴネ...
一度、紙に書かれた関税請求書は写しが何枚もある上、番号まで記入してるから、
戻すのは難しい。なんかあちこちに関係者おるし。
ゴネゴネゴネゴネゴネゴネゴネゴネ...
ゴネ勝った。
2000円弱くらいの犠牲はあったが、上手く撤回させれたぜ。
わーい。

晴れて空港から出たら、迎えの者の姿が見当たらん。
そらそうか。着いてから3時間くらい掛かってた。
暑いぜ。この街。
重いぜ。荷物。
うざいぜ。客引き。
たまるぜ。ストレス。

 

次の日記を読む

 


ページトップへ ▲